介護職に必要なスキル

現在介護職への転職を考えている方へ向け、必要となってくるスキルを紹介します。
介護職と一言で言っても、介護福祉士、ケアマネージャー、ホームヘルパー等様々な資格があり、それぞれによって求められるスキルには違いがあります。
この職業全般に言える事として、まずはコミュニケーション能力が必要とされます。
たとえば介護福祉師の職に就き実際に働く時は、利用者の心を開く事が大変重要になります。
介助する側と介助される側の両者の間に信頼関係あってこそスムーズな介助が可能であり、コミュニケーション不足で信頼が無い場合は、介助が上手くいかないという事に陥りがちです。
入浴を嫌がる利用者は多く、快く入浴してもらう為には信頼関係が必要になる事は多々あります。
また、食事時の介助においても、コミュニケーションをとることで最初は嫌がっていても、徐々に口に運んだものを受け入れてくれます。
一般的にはコミュニケーションをとることが苦手な人には福祉士の仕事は厳しいと言われています。
しかし、コミュニケーション能力は努力によって向上する物であるため、自らの意識次第で改善して行くことが可能です。
そして仕事をしていく過程で徐々に身につく事が可能な能力です。
ケアマネージャーに必要なスキル
続いてケアマネージャー、正式名称を介護支援専門員と言いますが、ケアマネージャーに必要なスキルを紹介します。
ケアマネージャーは要介護者やその家族へ向け、どういったサービスが必要かを判断し、必要なサービスを受けられるためにサービス提供業者に手配をする役割があります。
そのため、ここでもコミュニケーション能力が重要になります。
要介護者やその家族が発する言葉や、そこから読み取れる感情などから相手を理解すると言う能力が要求されます。
また、ケアプランの作成から給付管理、モニタリング等、ケアマネージャーは多くの業務をこなさなければいけません。
そこで必要になるスキルが事務処理能力です。
要介護者ごとのサービスを管理していく為、多くの情報を正確に処理していかなければいけません。
そのためにはパソコンを扱えると言う事がケアマネージャーになる条件とも言えます。
さらにケアプランやサービス利用の帳票の印刷、要介護認定の申請代行、市町村事業の申請代行、給付管理票の提出など多くの事務業務があり、ケアマネージャーとして円滑に業務を遂行するためには高い事務処理能力が必要とされています。
転職前に事務処理の仕事をされていた方には、そこで培ったスキルが活かせる環境です。