円満退職のすすめ

一定年齢になっての転職は能力が勝負 自分の能力をより高めるために、もっと自分の能力を評価してもらえる環境に、あるいは全く別な自分のやりたいことが見つかったなど、転職をする理由は人によって色々でしょう。
また今の会社に大きな不満があり、中には「こんな会社になんかいられない!」という激しい思いを持って転職を決意する方もいるかもしれません。
しかし、仮に現在の会社にどれほど不満があったとしても、退職する際には出来る限り円満に退社することが大切です。
世の中狭いもので、どこでどのようなつながりがあるかわかりません。
不平や不満をあからさまにして円満な退職ができなかったことが、後々の自分にとって不利益として跳ね返ってくるようなこともあるのです。
転職先と現在の会社が今後仕事上のつながりを持つことになる可能性だってゼロではありません。
新しい仕事をする中で、現在の同僚や上司が支援してくれる立場になることだってあるのです。
どんな仕事であれ人と人とのつながりは非常に大切であり、様々なネットワークが自分自身を成長させてくれる糧となるものです。
不平や不満があったとしても、円満退職することで、いつか自分にとって利益となる結果が待っているかもしれないのです。
また円満に退職して、キャリアアップを祝ってくれるような形で会社を辞めることができれば自分自身も気持ち良く退職でき、転職先での奮起につながるものでしょう。

退職時に返却するもの受け取るもの

最も重要なのは業務をしっかり引き継ぐということになります。
やりかけの業務があるような場合には、しっかりとその進捗状況や今後の作業について口頭で説明するだけでなく書面で残しておくことが大切です。
手持ちの書類の中で会社の機密事項と言えるような重要書類がある場合には、単に上司に渡すだけでなく返却したことが記録されるようにしましょう。
返却書類が複数ある場合には「返却書類一覧」を作成して確認印をもらうなどすれば間違いないでしょう。
最近は一人ずつパソコンを付与されている場合も多いので、私用のファイルやメール等がある場合には事前に削除するようにしましょう。
またUSBメモリなどに保存する際には余計な疑いを持たれないよう十分注意しましょう。
その他ロッカーやデスクのカギなどがある場合には退職日に忘れずに上司に返却しましょう。
退職の際に会社から受け取る書類としては「雇用保険被保険者離職票」「雇用保険被保険者証」「厚生年金手帳」「健康保険被保険者資格喪失確認通知書」「源泉徴収票」などがあります。
退職の日に受け取れるものもありますが、手続完了後にならないと受け取れないものもあります。
自宅に郵送してくれるのか、あるいは指定された期日に会社に取りに来るのかといったことを確認しておきましょう。

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